ラージ先物またはミニ先物を資金量に応じて
日経225ミニ(ミニ先物)は、より少資金から始められるようにと日経225先物(ラージ先物)の10分の1を最小単位としてトレードができるものです。以前に比べて証拠金レベルも低下し身近になった先物取引ですが、ミニ先物の追加で参入しやすくなっています。
なお、ラージ先物の場合は1ティック(値動きの最小単位)は10円で、実口座の変動額は1万円。これに対し、ミニ先物は1ティックは5円となり、実口座の変動額は500円となります。またシステムトレードでは、安全をみて「SPAN証拠金+最大ドローダウン×1.5倍」を1枚当たりの投資元本とするのがベター。これを基に、資金量に応じてラージとミニを使い分けます。
システムトレードについて
システムトレードのメリットは、売買判断の全てをシステムに任せられる点に尽きます。システムトレードにもデメリットはあるものの、それを超える優位な点が多いのが現状です。一方で、システムトレードと対比されるのが裁量トレード。裁量トレードは相場をリアルタイムで追うため小回りの利くトレードができる反面、相場勘や経験に基づく売買判断が冴えない場合には損益状況は大きくふらつきます。
システムトレードの場合、一度自分に合ったシステムをピックアップできれば、あとはそのサイン通りに運用するのみ。運用の際は、「正確なデータ入力、トレードの継続、メンタル維持」に留意すれば、システムのポテンシャルを最大限に引き出せます。
【システムトレードのメリット】
①事前に売買サインが自動表示されるため、エントリーポイントに迷わない。
②利確、ロスカットも決められており、決済ポイントに悩まない。
③誰もが同じサイン、同じトレードが再現できるため個人差が生じない。
④チャートに張り付く必要がなく時間的拘束がない。
⑤全て予約発注にて対応でき、トレードは数分で完結する。
システムの運用に際して
大切なのが、そのシステムが実運用に耐え得るポテンシャルを持つかの見極めです。トレードをしていますと、突発的な材料で大きく動く日、または地合いが悪くボラティリティーの低い日など様々です。そのような状況下においてもサイン精度が高く維持されるシステムが理想。最近では様々なシステムが溢れていますので、セールスレターに惑わされないように自分の目で確かなシステムを選びたいものです。
そしてシステムトレードでは、淡々とサイン通りに運用を継続できるかがポイントです。ドローダウン時などはメンタルが落ち込みますが、たとえロスを出しても動揺しない枚数に留めます。システムトレードは継続が生命線。これはロジカルに構築されたシステムにおいて、運用期間が長いほど本来のシステムスペックとポテンシャルに収束するためです。トレードの際は、数日を切り取っての判断は避けて気持ちに余裕をもって挑みます。当システムは、たとえ期間を切り取っても安定した運用パフォーマンスを確保していますので、メンタル的にも優しいロジックとして作り込まれています。